ライト・ハック・チュートリアル

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その3-消えたデータ?!-

9 さて、無事サムネイルが出来たところで、これをgift.iffの#BMPの項目にインポートしたいのですが・・・・・・・・
いままで書き換えてきたgift.iffを開いてみます。
と・・・・ええ〜〜〜!?
跡形も無く・キレイさっぱり・#BMPが無くなってます!

↓証拠写真

おおっと!綺麗さっぱりBMPがなくなってますね!


トラモグでgift.iffの画像をその1でインポートしましたが・・・。
この際に、トラモグが#BMPを不要な部分と判断して自動的に削除してしまったのです。




そこで、一番最初にコピーして別途保存しておいた「コピーgift.iff」の出番です。
こちらのiffにはBMPがまだ削除されておらず、ありますから、この「コピーgift.iff」に今作成したサムネイルをインポートしたいわけです。

インポートするためには、まず「コピーgift.iff」のBMPをエクスポートしなくてはなりません。トラモグで画像エクスポートしてから書き換え、インポートと同じことです。
エクスポートする場所はどこでもいいですが、さっき作ったサムネイルと同じところだとファイル名が一緒ですから上書きされてしまいます!注意!



BMPのサブ項目、#2000が、さっき作ったBMP_2000.bmpにあたります。
これを選んで、右クリックするとプルダウンメニューが出ます。そこからExportを選ぶと・・・


こんなポップアップが出てきます。
エクスポートしたいのは、今回iffファイルが持つ画像データだけなので、
上のExport data onlyにチェックが入ったままでOK.です。

Export data as well as type, id, name, and flagsはiffのBHAVやBMPといったメニューを複数、ツリーごとインポートする機能です。

ファイル名を選択して保存しますが、ここで拡張子を書き換えます。
拡張子がbinとなっているのを、bmpに変更して保存します。

bmpに変更してエクスポートしておかないと、もともとiffに保存されている形式が拡張子binであるため、bmpをそのままインポートしても適用されません。実験してみましたが、撥ねられてしまいますよ。



くれぐれもさっき作ったサムネイルと同じところにエクスポートしないよう気をつけて!がっかりするのはあなたですよ。
この要領で#4000、#6000もエクスポートします。

次に、今出力されたサムネイル画像に、先ほど作った新オブジェクトのサムネイル3つを、出力したデフォルトのサムネイルにコピー&ペーストして上書きします。

上書きが出来たら、今度はインポートします。エクスポート同様、コピーgift.iffの#BMPのサブメニュー、#2000を右クリック、プルダウンメニューからInport、確認ダイアログではInport data onlyを選びます。インポート時は拡張子はbinに直さず、bmpのままでかまいません。これに限っては減色もしなくて大丈夫です。

インポートを選ぶと、インポート先がどこか聞いてきます。ここで、上書きした新オブジェクトのサムネイル保存場所にある2000.bmpを選択します。
私はHacked displayというフォルダに保存したので、そこを選択しています。


このとき、下のようなサブウィンドウが開きます。
Nameの最初のアルファベットが指定ローカルドライブ、以下フォルダをたどってファイル名までのパスが表示されます。

ところで、このときTypeにBCON、IDは0、Nameには2000と入れたいのですが、例えば、私の例ですと、上のようにH:\Hack_display1\Hacked display\BMP_2000.bmpといった具合に、ファイル名がフルパスで自動的に入ってしまいます。

BMPのサブメニューにデフォルトで入っているCatalogとか、Speechといった名前とIDは、BHAVからこのサムネイルの表示が必要になったときに2000〜6000のbmpが数字をインデックスにして呼び出されますので、名前、IDがパスや0のままではまずいです。
そこでNameをCatalogに書き直し、次にIDを、Catalogの場合のIDは#2000なので、IDの欄をフルパスから2000に(#は要りません)直します。
↓参照。


OKをクリックすると、上書きしていいかの確認警告が出ますが、ここは上書きしたいので、OK.!

この要領で4000、6000とも同じように上書きします。4000と6000ではNameはSpeech、IDは4000、6000となっていますから、そのように書き換えます。
そして、iffファイルを保存します。ちゃんと書き換わったか心配でしたら、さっき保存したものに上書きしない場所にExportして見てみましょう。エクスポートしてみるとサムネイルが書き換わっているはずです。

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 次に、このコピーgift.iffから、さっきBMP項目がなくなっていた本命のgift.iffにデータをインポートします。

本命gift.iffを開き、メニューのEditからImportを選びましょう。
先と同じサブメニューが出ます。今回は画像データ入れ替えではなく、iffのメニューを増やす、つまり消えたBMP項目をインポートしますので、



Import one or more IFF file with resources(1つかそれ以上のIFFリソースのインポート)を選びます。
インポート元選択は、もちろんさっきBMPを書き換えた「コピーgift.iff」ファイルです。コピーを選択してクリック。
すると・・・

コピーのiffデータが全て選択された(青色)状態でぽんとおもむろに開きます。

今回必要なのはBMP_の2000から6000の3項目だけですので、この3項目だけを選択状態にします。
Shiftキーを押しながら3つをクリックします。項目を選んだところでランダムに選択が外れることがありますが、その場合は気にせずShiftキーを押したまま3つとも選択状態になるまで選んでください。


そしてOK。

これだけで、あっけなく本命gift.iffに#BMP項目が出来ます。
確認してみましょう。
出来ていればコピーの出番は終わりです。

私の和菓子オブのように、1つのBMP_を複数のgiftファイルで同じものを使いまわす場合は、1つだけにサムネイルの2000〜6000のエクスポート>上書き>インポートを行い、あとのBMPが消失したファイルには、このBMP_のインポートだけ行なえば間違えにくいですし、面倒がないです。

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